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シンガポール日記 (5月31日 - 6月8日)

2003年5月31日

「シンガポールがSARS感染解除」

WHOのガイドラインである、最後の感染報告から20日を過ぎても新たな感染が見られない為、感染地域から正式に除外された。WHOのデービッド・ハーマン氏は、「シンガポールは感染発症時からSARS対策に積極的に取り組んできた。これはSARSという問題を他人事ではないと皆に認識させてきたことの勝利といえるだろう。」

感謝祭だ!パーティへ行こう!

勝利への感動。シンガポール人たちは国内において歓喜した。シンガポール旅行業界会員達は仲間に呼びかけあい、ボート・キーに集まり、ハーレー・ダビットソンクラブによる参列や、大道芸人などがあつまり賑やかに開催された。約3千人にも及ぶ関係者と一般人がつめかけ、その模様は多くのメディアや報道機関によって伝えられた。それは国内だけでなくフランス、イギリスBBC、ロイター共同等にもおよぶ形となった。

シンガポール政府観光局の副局長リム・ネオ・チアン氏は「SARSから解除されたことは大変喜ばしいことだ。ただし、肩の荷が下りたわけではない。月曜日からの仕事はいかに海外からの旅行者に帰ってきてもらうかの現実が私を待っている。」

6月2日(月曜日)

SARS解除後の初日、フライト運行を取りやめていた3ツの便が再運行された。また、リテール店はグレート・シンガポール・セールスを掲げたバーゲンセールの成功に向けて団結し、この週末はここ数週間前の週末売り上げを倍増する売り上げを記録した。ビザカードによると国内でのビザカード利用は昨年同日の3%増となったことを発表した。

6月3日(火曜日)

中国とニュージーランドから、シンガポールへの渡航延期勧告が解除されたと伝えられた。WHOの勧告基準に各国が足並みをそろえる形となった。

6月4日(水曜日)

シンガポール政府観光局は旅行業界に従事する管理者クラスを招待し、新たなキャンペーンである「ライオンの咆哮再び」を開始するとアナウンスした。これは総額約140億円をかけたプロモーションであり、海外からの旅行者を再誘致する為に6月から12月において数々のプロジェクトが発動されることとなった。

6月5日(木曜日)

シンガポール・ストレイツ・タイムスによると株価指数が1427.61ポイントを越え、今週だけで5.8%も指数が増加したと伝えた。

6月6日(金曜日)

シンガポール航空は6日、旅行者を再誘致するためのプロモーションを発表した。これは同航空会社が運行するある地域の渡航費を最大50%割引にするもので、また先着1万5千人の航空券購入者にはさらに25%の割引を上乗せし75%の割引をうけられるという大キャンペーンである。

また、本日10機関中8つのフィナンシャル業界がシンガポールへの渡航自粛を解除した。

6月7日(土曜日)

シンガポール・スポーツ評議会とシンガポール政府観光局は国民へさらなるスポーツイベントへの参加を促すため、次の2ヶ月において10のスポーツイベントを提唱した。このイベントにはTV番組であるアメージング・レースのシンガポール版などが含まれる。

6月8日(日曜日)

シンガポール政府観光局は「外へ出かけよう!」キャンペーンとして、シンガポールのショッピングの中心、オーチャードロードを飾った。これにより、SARS感染前の週末におけるオーチャード地区の通行人数8万5千人(4月)を31%も上回る数が報告された。